子育て経験のある、小児科・皮膚科専門医が、お子さまの医療や健康にかかわる、子育てママの疑問にお答えします。
A.睡眠や食事に支障があり、赤ちゃんの機嫌が普段と違うときは連れてきてください。
子どもは体の不調に気づいていても、言葉で表現できません。
そのため、発熱や嘔吐、咳きこむなど、症状が出て初めて周囲の大人が異変に気づきます。
鼻水くらいで元気があり食欲も変わりなければ、様子を見てもかまいませんが、夜間に鼻が詰まってぐずぐずし、
不機嫌な様子なら医療機関を受診したほうが良いと思います。
特にあかちゃんは熱がないから大丈夫ということもありません。
軽い症状で来院することを恐縮せず、かかりつけ医に相談してください。
A.お薬は決められた量を回数分、きちんと飲むようにしましょう。
薬の量は、お子さまの体重で1日の量を決めています。
子どもは空腹時の薬をいやがります。薬ですべての病気が治るわけではないですが、病気の不快な症状を少しでも和らげ、食欲を落とさないようにし、よく眠れるようにして、少しでも楽に過ごせるような効果は期待できます。
A.1996年の予防接種法の改正により、医師の診断により、保護者の了解のもと、じんましんから1年経過していなくても接種が可能になりました。
予防接種をする際には、かかりつけの医師に相談してください。
A.1歳未満の離乳食の赤ちゃんが下痢の場合、ミルク1回の量を100ccほどに減らしてください。
離乳食は一時的にお休みするか、お味噌汁の薄めたものや重湯など胃腸に負担のないものを与えます。
のどが渇くので、お白湯やイオン水などを30~50ccくらい飲ませ、脱水症状にならないよう水分補給をこころがけましょう。
また、なるべく冷たくも熱くもない温度にしましょう。少し大きなお子さまも、胃腸に負担がかかる生もの・冷たいもの・硬いものは避けましょう。
嘔吐の場合は、吐き気を抑える座薬を使用します。30分から1時間後に吐き気が和らぎます。
その後、温かい麦茶やイオン水を30cc~50ccくらい飲ませて、吐かなければお薬を飲ませましょう。
吐き気がおさまってからは、お味噌汁やコンソメスープなどすぐに消化できる食べ物から与えてください。
A.よく離乳食の時間には、まず離乳食を与えるといわれますが、1さじ2さじの少量の離乳食では空腹を満たされません。
少しミルクで空腹をしのいでから、空腹でない頃を見計らって離乳食を与えると、赤ちゃんは落ち着いて離乳食を食べ始めます。
ミルクや母乳以外の食べ物に慣れて、おいしさを知れば次第に喜んで離乳食を味わうようになります。
離乳食を与えるときは、まずさっぱりしたスープなどから与えるといいでしょう。
A.子どもは夜間に布団から飛び出して寝たり、また厚着でひどく汗をかいても風邪をひく原因になります。
温度差に対応できる衣類を着せましょう。また、当然のことですが、手洗い・うがいも大切です。
A.母子手帳は、予防接種・発育などについて記載された大切な記録です。
中学・高校・大学入学時にも、ツベルクリンやBCGなどの記録が必要になる可能性があります。
大切に保管し、お子さまが独立する時に渡してあげましょう。
当院では受診前にWEBでの問診システムのご記入をお願いしております。
ご来院前に事前に問診をご記入いただきますと受付がスムーズとなりますので、是非ご協力ください。
※まず診察順番をおとり頂いてから、Web問診をいれてください。